ビアンの人って実際どこで出会いを探してるの?
東京都渋谷区で、同性のカップルを結婚に相当する関係と認める「パートナーシップ証明書」の発行が始まったことは記憶に新しいと思います。テレビでも報道され、堂々とその証明書を掲げる女性同士のカップルも映っていました。
僅かながらも同性愛が認められるようになったことは嬉しい限りなのですが、その一方で「パートナーすら見つけられない」と悩む方もいらっしゃいます。確かにレズビアンの方がどのようにして出会いを見つけているのか、やや不明瞭ですよね。
ここでは、そんな恋に悩める方々の手伝いをさせて頂きたいと思っています。レズビアンの方がどのような場所で相手を見つけているのか。微力ではありますが、参考にして頂けたら幸いです。
その1:レズビアンバーの出会い
レズビアンバーという存在を、おそらく皆さんもご存知かと思います。その名の通り、このバーはビアンやバイセクシャルばかりが集まる場所で、新たな出会いを探したりすることができます。
最も有名なのはゲイバーが連なっていることでも有名な東京の「新宿2丁目」ですが、そこはここ最近、テレビなどの影響もあってか半ば観光地のようになってしまっており、ノンケが興味本位で集まるようになってしまっています。バイの方ならまだ良いでしょうが、ビアンの方は少し肩身の狭い思いをしてしまうかもしれません。
しかし、ビアンバーは新宿だけではなく、全国各地に点在しています。数自体はそれほど多くありませんが、都市部ならば必ずあると言っても良いでしょう。
- 北海道―札幌、すすきの
- 東北―仙台(宮城)
- 関東―新宿2丁目(東京)、湘南(茅ヶ崎)
- 中部―静岡市(静岡)
- 近畿―大阪市北区(大阪)、京都市中京区(京都)、神戸(兵庫)
- 中国―岡山市北区(岡山)、広島市中区(広島)
- 九州・沖縄―福岡市中央区(福岡)、那覇(沖縄)
上に挙げた地域以外にもビアンバーを営業している店はあります。最近は同性愛への理解が深まってきた影響なのか、同性愛者向けの店が比較的増えているようです。もし興味があるようでしたら1度覗いてみてください。
その2:SNSでの出会い
例えばTwitterやFacebookなどのSNSで、同性愛であることを公表して活動を行っている方もいらっしゃいます。また、コミュニティサイトなどでそういった同性愛者専門のものも存在します。
現実世界でレズであることを公にすることが怖い人でも、ネットならばと自らのセクシャリティを公言する人が多いのです。おそらく驚くと思いますよ。同性愛を公言する人の数の多さに。こんなにいるのかと。
SNSは積極的に出会いを求める場所ではないかもしれません。同じ境遇の人が集まり、気兼ねなくおしゃべりをしたりする場所という認識の人もいらっしゃるでしょう。
しかし、最初はそれくらいの気軽さで良いと思います。おしゃべりして、仲良くなって、そうやって恋が始まって。SNSには多くの同性愛者がいます。焦らず、ゆっくりと仲を育んでください。
その3:ネットでの出会い
何の身分証明も必要なく利用できる掲示板。こういった場所を利用するのは控えた方が良いでしょう。手軽に利用できる分、まともな人はおらず、冷やかしやアドレス回収業者の温床になってしまっています。
上に挙げたSNSもネットでの出会いに該当しますが、こちらはより出会いに特化した場所、出会い系で活動することを指し示します。残念ながらレズビアン専用の出会い系というのは存在しません。
しかし、最近の出会い系は同性愛者に関する出会いも強化しており、例えば大手出会い系サイトのPCMAXには、
女性同士の掲示板(ピュア・ママ友・アダルト)が存在します
PCMAXは出会い系サイトの中でも群を抜いて同性同士の出会いに力を入れています。また、このような掲示板があるということは、それなりの需要があるということでもあり、事実かなりの数の書き込みがされています。
女性の利用料は無料です。身分証明書による年齢確認が必要になりますが、それは全員同じで、身分証明によって相手がきちんと存在するということの証拠にもなります。
出会い系はもはや立派な出会いのツールです。少し抵抗があるかもしれませんが、使ってみると一気に繋がりの輪が広がります。ぜひ利用してみてください。
その4:プライドパレードなどの催し物
プライドパレードはまたの名をLGBTパレードとも言い、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー(LGBT)の文化を讃えるイベントという位置づけになっています。
社会運動の場という側面もあり、やや真面目な集まりなのかと思われがちですが、パレードという名が付くだけあり、内容はほとんど普通のお祭り。ステージもありますし、道を集団で楽しく練り歩いたりもします。
プライドパレードは世界中で行われており、2018年4月には東京でも大々的に行われました。
正確には出会いの場ではないのかもしれませんが、同じセクシャリティを持つ人と仲良くなれるチャンスであることは確かです。このようなイベントは各地で定期的に行われています。積極的に顔を出してみましょう。
ビアンの人は実際どこで出会いを探してるのかまとめ
日本では、人口の約5~8%がLGBTに該当すると考えられています。最低でも20人に1人がセクシャルマイノリティに属しており、これは学校の教室1つにつき1人は存在するという計算になります。
そういった人の出会いの場はまだまだ乏しいのが実情です。しかし、徐々に改善されつつあるのもまた事実です。PCMAXが新たに女性同士専用の掲示板を作ったのが良い例ですね。
どうか素敵な人を見つけ、素敵な恋をしてください。