バツイチで子持ちの男性との再婚を考えた時、あなたの脳裏に浮かぶのは喜びや期待というポジティブな感情だけではないでしょう。結婚生活、連れ子との関係、再婚相手の元妻のこと。あらゆる事柄に、言いようのない不安が付きまといます。

何も再婚をするなと言っているのではありません。要は、再婚を考える前に、今後起こり得ることについて事前に知っておこうということです。心の準備をしておくのとしておかないのとでは、あなたの心身に掛かる負担は段違いとなります。

バツイチ子持ちの男性と再婚を考える前に知っておいてほしいことをお伝えします。

バツイチ子持ちの男性と再婚するメリット

バツイチで子持ちの男性と再婚することには、どんなメリットが伴うのか？初婚ではなく再婚の男性と結婚することの良さを、まずはお伝えします。

同じ過ちを繰り返さない意思が強く、夫婦円満を目指せる

一度離婚を経験している身であるがゆえに、バツイチの男性は円満な結婚生活の構築に積極的になってくれます。そこには「もう二度と失敗はしない」という強い意志が滲みます。

結婚生活において何が悪影響を与え、何が円滑な関係を進めるのに役立つのか。初婚の男性が相手の場合、その男性が結婚生活の何たるかを知っていることはあり得ません。なにせ初めてのことなのですから。

結婚において経験は何よりもの宝

こう言えるのは確実ですが、不本意なことに、それを手に入れるためには一度離婚を経験しなければなりません。失敗によって得られるモノの大きさに関して言えば、結婚の右に出るものはないとさえ言えるでしょう。

円満な結婚生活を導く重要な要素である、経験。それを兼ね備えるのはバツ持ちの男性しかいません。今度こそという強い意志と共に、男性と子供、そしてあなたは暖かい家庭を築くことができるはずです。

　

嫁姑の関係が非常に築きやすい

こじれやすいものとして描かれることの多い嫁姑関係ですが、ことバツイチ男性とのそれに関して言えば、こじれることはほとんどなく、比較的良好な関係を築くことができるでしょう。

というのも、男性の母親にしてみれば離婚はいわばその身に受けた傷、そんな傷持ちの男に再び良縁が巡ってくるなんて…、と思ったところにあなたが現れたわけですので、親の立場からしてみれば感謝こそあれ、負の感情は起こり得るはずがないのです。

バツイチ男性との再婚で生じる嫁姑の関係は初めから好印象のスタートが期待できる

とはいえ、離婚理由がその姑にあるということもあり得ます。その場合は、関係がやはりこじれやすくなります。事前に離婚理由を聞いておく、母親と相手の男性との関係性に着目しておくなどの対策を念のために取っておきましょう。

　

子供好き・大切にしていることが明確に分かっている

離婚しているのに子供が父親の方にいるということは、親権を持っているということ。基本的に女性に親権の渡りやすい現状を考えれば、これは積極的に子供を取りにいったと考えても良いでしょう。

再婚において子供はどうしてもネックになります。それは隠しようのない事実です。それを理解していてなお、子供を手元に置いておきたいということは、そこに本物の愛情があるという何よりの証拠となります。

家族を何よりも大事にしていることが、このことから分かります。そんな男性といっしょになれることを、あなたは誇りに思うべきでしょう。

反対にバツイチ子持ちの男性と再婚するデメリットは？

バツイチで子持ちの男性と再婚するデメリットはどこにあるのか？続いては、バツイチ男性との再婚に際して生ずるデメリットをお伝えします。

子供が母親として接してくれるか不安になる

男性が一人の家族として迎えてくれても、その子供が同じであるとは限りません。不安や怯えが入っているのはまだ良い方で、時に敵意さえ、子供は剥き出しにしてきます。

子供にとってあなたの立場はいわば赤の他人そのもの

このことをきちんと理解しておきましょう。赤の他人が、事前に知らされていたとはいえ、いきなり自分の生活に入ってくる。このことに対して、子供が少なからぬ拒否反応を示すのは仕方ありません。

妻という立場に加えて、母親という責務もあなたには重くのしかかります。おそらく、子供との関係が初めから上手くいくことはないでしょう。男性の元妻、つまり生みの親の記憶があれば、尚更です。初めは苦労の連続で、心がくじけてしまうこともあるかもしれません。

しかし、バツイチ子持ちの男性と家族になるということは、その子供とも家族になるということです。子供との良好な関係なくして、円満な家庭は望めません。

ゆっくりと時間をかけて絆を育んでいきましょう。そうすれば、子供もいつか心を開いてくれる時がくるはずです。

　

元妻との面会があると気になってしまう

愛する人が他の女性と会っている。たとえそれが元妻だとしても、やはり気になるものは気になるもの。子供との関係がようやく築けた頃合いに面会が重なれば、不安もひとしおとなります。

元妻との面会についてはもう割り切って考えるしかありません。現在の妻であっても、もう会わないでと言える立場には、あなたはいないのですから。過去は過去として、自分とは切り離して考えましょう。

　

元妻と比較されてしまうことがしばしばある

明確な比較対象がいるということに、あなたは耐えなければいけません。どんな場合においても、男性の中には既に一人の女性が基準としてあり、それを尺度としてあなたは判断されることになります。

もちろん男性がそれをあえて口に出すことはないでしょう。結婚に失敗した身であるならば、他人と比較することの愚かさを、男性も十分に分かっているはずですので。

しかしふとした表情、言葉のニュアンス、ケンカの際に漏れる本音。これらの事柄から男性の内心が窺い知れることは十分にあり得ます。相手の男性も一人の人間、全てを誤魔化すことはできませんからね。

再婚すれば、元妻と比較されることは絶対にあり得る

どんな男性であっても、それは変わりません。だからこそ、心構えが重要となります。比較の心理はもはや本能、相手に悪気はないのです。その点をきちんと理解しておきましょう。

離婚した原因は必ず聞こう

再婚を考える前に、男性の離婚原因は必ず聞いておきましょう。DVやギャンブル、浮気など、もしかすると、男性自身の問題のために離婚をした可能性があります、その場合、再婚は考え直した方が良いかもしれません。

本人に聞いてもいまいち要領を得なかったり、離婚の原因をあからさまに元妻に押し付けるようなセリフを言ったら要注意。その場合、やましい過去がある可能性があり、それを誤魔化そうとしているかもしれません。

離婚した原因は本人に加え、男性の両親にも聞くことをオススメします

本人だけだとウソをつかれた場合に確かめることができません。二重の確認をする意味でそれとなく男性の両親に聞けば、ウソをついているにせよいないにせよ、発言の裏を取ることができます。

男性を疑うことに後ろめたさを覚えるでしょうが、これは必要なことです。結婚してからでは取り返しのつかないこともあります。離婚の原因をきちんと確認した上で、清々しい気持ちで結婚に臨めるようにしましょう。

バツイチ子持ちの男性と再婚を考える前にまとめ

どんなことでもそうですが、バツイチ子持ちの男性との再婚にもメリットとデメリットの両面が存在します。不安要素はいつでも付きまとい、それと同じくらいの幸福があなたにもたらされます。

悲観的に備え、楽観的に決断しましょう。不安が完全に消え去ることはありません。誰しも、いくらかの不安を抱えて結婚に臨むのです。覚悟を決め、踏み出しましょう。それがあなたの幸せに続く道への第一歩となります。