好きな人を前にすると緊張して話せない… 対処法はある?
目の前に好きな人が現れた瞬間、緊張してしまって言葉が出てこない。
あなたはこんな経験ありませんか?
好きな人を前にすると緊張して話せないのは、ほとんどの人が経験することです。しかし、せっかく好きな人と会話できるチャンスを活かせないのは、悔しいですよね。
緊張で好きな人にアプローチできず、好きな人を失う経験は繰り返したくないと思いませんか?緊張せず、好きな人と会話することができたらもう後悔しませんよね?
どうしても好きな人を目の前にすると緊張してしまうあなたのために、緊張しないための対処法を紹介したいと思います。
なぜ、好きな人を前にすると緊張するのか?
人は、なぜ緊張してしまうのでしょうか?まず、原因を知ることが緊張に打ち勝つための第一歩になります。原因がわからければ、対処はできません。
インフルエンザという診察結果が出て、初めてインフルエンザを治す薬を飲むことができます。体調が悪い原因をはっきりしなければ、正確な対処ができないということです。
それと同じで、緊張する原因をまず知ることが重要です。まずは、緊張する原因について解説していきたいと思います。
緊張する原因① 恐怖心
緊張する大きな原因は、恐怖心です。
- 嫌われたらどうしよう
- 失敗したらどうしよう
- 場がシラけて気まずい雰囲気になったらどうしよう
という、恐怖心によって緊張します。
それでは、なぜ恐怖心が生まれるのでしょうか。
自己防衛です。「傷つきたくない」という自分を守るための感情によって、恐怖心が生まれます。その感情を引き起こしているのは、一体誰なのでしょうか。
あなた自身です。実は緊張する原因を作っているのは、自分自身の感情のせいなんです。
どれだけ好きな人がいても、人は自分が一番好きな生き物ですから、自分を守りたいという感情がどうしても生まれてしまいます。
恐怖心から生まれる自己防衛こそが、緊張を引き起こす一番の原因です。
緊張する原因② 自信の無さ
「嫌われたらどうしよう」という感情は自信の無さからも生まれます。
自信は人が行動を起こすための大事な要素です。
- 自分に自信がない
- 会話に自信がない
- 自分をアピールできる自信がない。
自信がなければ、コミュニケーションに関するすべてのことに悪影響を与えてしまいます。
自分に自信がないと思った方は、緊張の原因は自信の無さの可能性が高いと言えます。
緊張する原因③ 自分を良く見せようとする
あなたは目の前にいる好きな人に、気に入られようと頑張っていませんか?好きな人に気に入られるために頑張ることは、とても良いことです。
しかし、自分の魅力以上のことを相手に伝えようとすると、自分の首をしめてしまいます。
例えば、「おもしろい話をして」と言われた時、どう思いますか?
困ってしまいますよね。なぜ、困るのでしょうか?それは、自分で勝手に芸人さんのようなおもしろい話を想像し、勝手にハードルを高くしているからです。
その勝手にハードルを高くすることが、緊張の原因になるのです。ハードルをあげることは恐怖心と自信の無さとつながります。自分でハードルを上げることによって、
「おもしろい話ができなかったら、スベってしまう」
と自信の無さと恐怖心を作り出します。しかし、おもしろい話を要求してきた人は、芸人さんのようなおもしろい話を期待していないかもしれません。
自分と相手のイメージには、必ずギャップがあります。ギャップがあることを理解できれば、自分を良く見せようとすることもギャップを作り出すというとがわかるはずです。
相手はどんな人を求めているのでしょうか?あなたはその人を勝手にイメージし、合わせようとしていませんか?
緊張する原因④ 過去のトラウマ
トラウマは、恐怖心と関係があります。過去のトラウマによって、「傷つきたくない」という自己防衛本能が働きます。小さい頃に受けたショックがトラウマとなって、行動を制限している可能性があります。
トラウマははっきり記憶に残っているものと、記憶に残っていないものがあります。人の脳は高性能のコンピューターと言われています。だって、お酒を大量に飲んで、記憶が無くても、ちゃんと家にたどり着くのですから。
それと一緒でトラウマも自分では気づいていないだけで、脳のどこかに潜んでいます。
厄介なのは、トラウマや過去の出来事は変えることができません。事実として、永遠に残ります。
そのため、「傷つきたくない」という自己防衛本能が働き、緊張してしまうのです。
緊張する原因は、過去の苦い経験かもしれません。
緊張しない6つの対処法
ここまで、緊張する原因についてお伝えしてきました。原因がわかれば、あとは対処するだけです。早速、対処法についてお話ししていきたいと思います。
緊張しない対処法① 素直になる
好きな人が目の前にいると、緊張してしまうのは仕方がありません。それが事実です。その事実を受け止めることが重要です。
緊張していることを素直に受け止める。緊張がほぐれないのは、無理に緊張をほぐそうとするからです。
何かを解決するために、無理な方法を試してしまうと大きな摩擦がおきます。例えば、鍵のかかったドアを無理矢理こじ開けようとすることは、困難であることがわかるはずです。しかし、鍵を使って開けるとすんなり開きます。
緊張も同じです。緊張を無理にほぐそうとするから、大きな摩擦が生じ、緊張がほぐれません。緊張をほぐすためにするべきことは、素直に受け入れることです。緊張することが悪いことではありません。緊張していることは事実なのですから、その事実を受け止めましょう。
そして、素直に目の前の好きな人に”緊張している”と伝えてみて下さい。もし、会話中に頭が真っ白になったら、真っ白になったことも素直に伝えましょう。
素直に今の状態を伝えると、目の前の好きな人は緊張していることを理解してくれます。
ほとんどの人が緊張することがいけないことだと思っています。何がいけないのでしょうか?
緊張は、誰でもすることなのですから悪いことではありません。緊張したことを素直に伝えてから、会話を始めてみて下さい。心が楽になり、会話もしやすくなります。なんだったら、緊張していることが会話の話題にもなりますしね。
是非、試してみて下さい。
緊張しない対処法② 無理にリラックスしない
緊張すると、リラックスしようと頑張ります。リラックスは頑張ってできるものではありません。
リラックスは、リラックスできる環境があるからできるのです。
だから、緊張してしまっているということは、リラックスできる環境ではないということです。無理にリラックスしようとすると、自分のことに集中してしまって、好きな人のことに集中できません。
コミュニケーションをうまく取るコツは相手の視点に立つこと。自分中心の視点ではうまくコミュニケーションできません。
リラックスすることに集中するよりも、相手と楽しむことに集中したほうがうまくコミュニケーションが取れます。
無理にリラックスせずに、相手と楽しむことに集中してみて下さい。
緊張しない方法③ 会話しようと思わない
会話も同じです。無理に会話する必要はありません。
会話が途切れ、気まずい沈黙を作ってしまうと思っていませんか?緊張するほとんどの人が、気まずい沈黙を避けるために無理に会話をしようとします。
しかし、これが間違いです。
気まずい沈黙を避けるための会話は必ず内容が薄くなります。内容の薄い会話をしてしまうと逆に相手への印象が悪くなります。
- 話すことがないのかな。
- 興味がないのかな
- この人は何言っているんだ
このような印象は、無理に会話をしようとすることから生まれます。
一度考えてみて下さい。沈黙が気まずいと目の前の好きな人も思っているのでしょうか?必ずしも、沈黙が気まずいとは思っていないはずです。思っているのは、あなただけの可能性があります。
緊張することで、相手の視点で物事を考える余裕が無くなってしまいます。だから、自分だけのことばかり考えてしまって、沈黙が気まずいと思ってしまうのです。
無理に話そうとしなくても大丈夫です。別にあなたがたくさん話す必要もありません。コミュニケーションの基本は、相手に話してもらう状況を作ることです。
相手の話を聞くというスタンスがコミュニケーションでの王道スタイルです。相手の話を聞くには、質問することです。会話するのではなく、質問をして相手に話をしてもらうようにしてみて下さい。
緊張しない方法④ 相手との時間を楽しむことに目を向ける
緊張してしまう大きな原因は恐怖心です。「嫌われたどうしよう」という恐怖から、緊張ししてしまいます。
しかし、本当なら目の前に好きな人がいて、会話できるという状況は幸せなはずです。その幸せな状況を辛い状況に変えていませんか?辛い状況にするのではなく、幸せを噛み締めましょう。そして、もっと幸せな状況を作り出しましょう。
その秘訣が笑顔です。笑顔で接するとなぜかコミュニケーションがうまくいきます。職場でも笑顔だと許されることがありませんか?この笑顔がポイントです。
緊張しない方法は、緊張することよりも集中するべきことを見つけることです。
好きな人が目の前にいたら、何に集中するべきなのか?目の前の好きな人に楽しいと思ってもらうことです。
要するに、相手を楽しませることに集中することが重要です。相手を楽しませるために、まずは笑顔から始めましょう。そして、相手を楽しませることを考えます。すると、緊張することなんて忘れてしまっているはずです。
好きな人との幸せな時間を楽しく過ごしませんか?
緊張しない方法⑤ 相手を褒める
相手を楽しませるのに、効果的な方法があります。それは、褒めること。人は褒められることが大好きな生き物です。
あなたも褒められると気分が良くなるはずです。褒められたら、相手のことを良い人だと思いますよね。
褒めることは、人間の承認欲求を満たす行為です。人は褒められたいのです。その心理を利用してみましょう。
外見だけでなく、内面や声、ギャップなどいろんなところを褒めちぎってみて下さい。
褒めるところを探すと、緊張することなんて忘れてしまいます。緊張もせず、相手も気分良くなります。是非、褒めてみて下さい。
緊張しない方法⑥ 好きだと開き直る
相手に好きだと悟られないようにしているから、緊張します。それは自己防衛による感情です。好きなことを悟られて、失恋してしまったらどうしようと思う気持ちもわかります。
しかし、フラれるなら、遅かれ早かれ一緒だと思いませんか?
そして、相手に好きだと知られることで何か損をするのでしょうか?別に損をすることはありませんよね。
むしろ得ではないのでしょうか。改めて好きだと告白しなくても、好きだということを相手が悟ってくれるのですから。
好きな人のことを好きだと開き直ってみて下さい。人を好きになることは素晴らしいことです。何も恥ずかしいことではありません。
相手も人から好かれることは、嬉しい出来事です。好きだと開き直ると自己防衛する要素が1つ消えます。緊張する要素も1つ消えるということです。
緊張しないためには、緊張する原因を消すことも必要です。人を好きになることに自信を持ってみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。好きな人の前で緊張しないために、まずは原因を知ること。そして、その原因に対して適切な対処をすることです。
緊張のために好きな人を失い後悔するのは、もうやめませんか?好きな人と結ばれるために、今回紹介した緊張しない対処法を是非活用してみて下さい。