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障害者向けの結婚相談所の費用、入会条件は?

世の中には、障害者向けの結婚相談所というものがあります。様々な理由で出会いを求めにくい障害者の方にとって、これは希望となり得る存在です。しかし、まだまだその実態が世に広まっているとは考えにくいのが現状です。

そこで今回は、費用や入会条件など、障害を持っている方向けの結婚相談所の詳細をご紹介したいと思います。

横浜ブライダルセンター

横浜ブライダルセンター(http://www.cyzowoman.com/2016/08/post_21505.html)は、病気・障害を持つ方、並びに中高年の男女のお見合いを支援する相談室です。開設10年以来、180名以上の成婚者が誕生しています。

会員数は、全国にある相談室を含めると、約10万6000人と国内最大級の規模を誇ります。病気や障害を持っている方同士だけでなく、そういった方と健常者の方の出会いもサポートしてくれます。

入会条件・利用料金

横浜ブライダルセンターに厳格な入会条件はありません。18歳未満の方や既婚者は当然のことながら入会対象者の内に入りませんが、障害・病気を持っていなければ入会できないということもなく、病気や障害に理解を持つ健常者の方も入会が可能です。

センターが提供するコースは2種類あります。

【Aコース】
入会時に掛かる費用

入会金 無料
登録料 3万円
月額費及情報提供料 3000円
(合計) 3万3000円

利用毎に掛かる費用

月会費 3000円
お見合い料 5000円/1回
更新料 3000円/1年
成婚料 15万円

Aコースは、横浜ブライダルセンターに所属する会員同士のみの出会いを提供するコースです。具体的な規模は不明ですが、センターの会員のみとなると、やはりその数は少なめとなり、同時に出会いの可能性も低くなります。

しかし、センターに登録しているのは病気や障害を持っている方や、そういったことに理解を示している方ばかりなので、その点から言えば、出会いそれ自体のボリュームは少ないものの、より出会いを求めやすい土壌が整っているとも言えます。

【Bコース】
入会時に掛かる費用

入会金 3万円
登録料 3万円
月額費及情報提供料 8000円
(合計) 6万8000円

利用毎に掛かる費用

月会費 8000円
お見合い料 5000円/1回
更新料 10000円/1年
成婚料 20万円

Bコースは、提携した結婚相談所に在籍している会員を含めた、約10万6000人と出会いを求められコースです。パートナーエージェントやゼクシィ縁結びカウンターなど、提携先はどこも大手の相談所となっています。

Aコースよりも繋がれる相手の人数が増えている分、出会いの可能性は高くなります。横浜ブライダルセンターの会員もそこに含まれていますので、より選択肢の多い出会いを求める場合は、こちらのBコースを選ぶと良いでしょう。

京都身体障害者結婚相談所

京都身体障害者結婚相談所(http://fureai.sakura.ne.jp/)は、京都府と京都市の委託を受けて発足した結婚相談所です。障害者の方のみが登録でき、登録費用や入会金は一切掛かりません

登録後にプロフィールを記載したファイルが作成されるため、それを見て気になる相手がいれば、お見合いを申し込むことができます。ファイルは洛南本所、または八幡分室でのみ閲覧可能なので、情報が漏れることはありません。

各種イベントなども定期的に開催されており、催しを楽しみながらの出会いも求めることができます。なお、イベントの参加費は無料ではなく、それぞれの負担となるのでご注意ください。

ブライダルサポーター

結婚相談NPOであるブライダルサポーターは、「門前払いをしない結婚相談所」をコンセプトに掲げている結婚相談所です。障害を持っている方向けに、ハンディキャッププランという、優待制度を提供しています。

【ハンディキャッププラン】
入会時に掛かる費用

入会金 1万8360円
システム登録料 3240円
(合計) 2万1600円

利用毎に掛かる費用

月会費 無料
お見合い料 2160円/1回
成婚料 3万2400円

ハンディキャッププランは、月会費は無料ですが、会員数5万6000人を誇るIBJ(日本結婚相談所連盟)のシステムを利用することができません。出会いの可能性も自然、低くなるので、より多くの出会いを求めたい方には向かないと言えます。

【ハンディキャッププラスプラン】
入会時に掛かる費用

入会金 1万8360円
システム登録料 3240円
(合計) 3万1320円(月会費3ヶ月分前払い)

利用毎に掛かる費用

月会費 3240円
お見合い料 2160円/1回
成婚料 3万2400円

IBJのシステムを利用することができるプランです。一般プランで月会費が5400円掛かるところを、割安の3240円で同様のサービスを利用することができます。より出会いの可能性を高めたい方におすすめです。

なお、ハンディキャッププランを利用できるのは、20歳以上で、かつ以下の障害者総合支援法における支援対象者に該当する方のみに限られます。

  • 身体障害者福祉法第4条に規定する身体障害者の方
  • 知的障害者福祉法にいう知的障害者の方
  • 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第5条に規定する精神障害者の方(障害者を含み、知的障害者を除く)
  • 障害者総合支援法の対象疾病をお持ちの方

ご確認の上、お申し込みください。

まとめ

互いに理解がある障害者同士の結婚が望ましいのか、それともあらゆる面でのフォローが期待できる健常者との結婚が望ましいのか。それは誰にも分かりませんし、事前に決めておく必要もありません。

婚活は最終的に縁で決まります。条件やステータスで選んでいるうちはなかなか良い人に巡り合えなくても、それらを消化し、本当に自分に合う相手を探し出した時、自ずと理想の相手が目の前に現れるものです。これは障害者と健常者、双方に当てはまることです。

病気や障害は婚活において確かに重いハンデとなり得ますが、だからこそ出会える人もいます。その「だからこそ」を、結婚相談所は提供してくれるのです。手の届く範囲で良い、まずは一つ一つの出会いを楽しみましょう。出会いを楽しむ権利は誰にでもあるのですから。

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