婚活サイトで送る典型的なNGメール例とメールテクニック
婚活サイトはメールが肝です。コミュニケーション手段がほぼ文章のみに限られている以上、どんなに素晴らしい外見、内面を持っていたとしても、メールの送り方がダメであれば、誰も振り向いてはくれません。
今回は、典型的なNGメール例を学ぶことで、婚活サイトにおける正しいメールの送り方をご説明したいと思います。返信があまり返ってこないことにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
女性編:あまり相手から好まれないメール内容
まずは女性が送りがちなNG例、つまり男性があまり好まないようなメール内容をご紹介します。知らず内にやってしまっている可能性もあるので、過去のメールを振り返りながらチェックしていきましょう。
露骨にステータスを探るような質問をする
年収や職業など、結婚に重要なステータスは確かに気になるものです。将来的に頼らざるを得ない部分ですからね。しかし、露骨な詮索は男性に不快感を与え、たとえ良い人がいても、その下品な姿勢に嫌気がさしてしまうことでしょう。
年収などよりも、男性は中身を見て欲しがっている
これは女性も同じですが、男性は一際そう考えているでしょう。年収という、最も分かりやすくて、だからこそ差が出やすい項目があるのですから。高いステータスを当てにする態度や視線が感じられたら、男性はすぐに関係を断ってしまいます。これは収入の多少に関わらず、どんな男性にも共通しています。
外見やステータスのみで判断されるのは、あなたも嫌なはずです。メールは相手の中身を知るためのツール、ステータスを過度に意識することなく、純粋に相手のことを知ろうとする姿勢を示すのが大切です。
恋愛の駆け引きを仕掛ける
恋愛にはいくつかのテクニックがあります。あえて他の異性の存在を仄めかして独占欲を誘ったり、メールの返信を遅くして焦らしたり。それもまた恋愛の醍醐味といえば、確かにそうなのでしょう。
しかし、あなたが活動しているのは婚活サイト、全ての人が真剣に結婚相手を探している場所です。そんな場所で駆け引きを仕掛ければ、「遊んでいる」「いい加減そう」、こう思われても仕方ありません。
婚活サイトでは誠実に立ち回るのが最善の方法
不誠実に思われるような態度はできる限り慎みましょう。誠実でない姿勢で出会えるのは、同じく誠実さを感じられない男性だけです。本気で結婚する気があるのであれば、小手先のテクニックを駆使することなく、本気で取り組む必要があります。
送られてきた質問に答えるだけ
メールはしばしばキャッチボールに例えられます。ボールに伝えたいことを乗せて、優しく相手に投げかけ、相手もまた、それに答えるようなボールを返してきます。その行為は、互いの協力があって初めて成立するものです。
しかし、中にはキャッチボールの意味を勘違いしてしまっているのか、「趣味は?」「読書です」という具合に、投げかけられた質問にただ答えを返すだけという方がいらっしゃいます。バットで無遠慮に打ち返すようなこの行為は、コミュニケーションを放棄しているも同然です。
質問が飛んできたら、それを広げるように努力する
メールは互いの配慮や気遣いがあって初めて成立します。「趣味は?」「読書です。好きな作家は○○です。読書はお好きですか?」、これくらいの反応があれば、相手も反応しやすいですし、話題も自然に広がります。
男性は話題を広げようと努力してくれます。しかし、それに応える側である女性が協力しなくては、それは叶いません。
上手くメールが続かない。これは男性だけが原因で起こる問題ではありません。反応を返すだけの行為はコミュニケーションとは言いません。投げられた質問の意図を考え、自分の情報をほんの少しだけ載せて、優しくボールを返しましょう。メールというのは、そういったことの繰り返しです。
男性編:あまり相手から好まれないメール内容
続いては男性が送ってはいけないメールの具体例です。女心は複雑そうで、しかし実は分かりやすいものです。きちんと相手の立場に立ってメールを送ることが重要となります。
いきなり連絡先交換を持ち掛ける
婚活サイトはやり取りがしづらいからLINEかメールにしよう。男性にとっては気軽な、相手も実はそうなんだろうなという考えのもとでこのセリフは発せられているのでしょうが、女性にとってこの提案はステップを数段飛ばしにした、もはや「反則」に近いものです。
男性と女性で、連絡先の重みはかなり違います。男性は気軽に話せていいやくらいの気持ちを抱いているでしょうが、女性にとっては連絡先の交換=関係の進展で、おいそれと了承できるものではないのです。もちろん個人情報を軽々しく扱ってはいつか重大なトラブルに発展しかねないという気持ちも、そこにはあります。
女性にとってサイト内メールは「相手を見極める」ための重要なステップ
直接やり取りしながら仲良くなろう、ではなく、直接やり取りをするだけの価値があるのかどうかを、女性はサイト内メールで確かめようとしているのです。
いきなり連絡先交換を持ち掛けるのは、いきなり会おうとするのと、感じる唐突さから言えば、同等のものです。関係を深めたいと思うのなら、しっかりと段階を踏んで仲良くなっていきましょう。
絵文字を使いすぎたメール
絵文字や顔文字をふんだんに使ったメール。一言で言えば、気色が悪いです。ハートマークなんか使われた日には、鳥肌が立ちます。多少ならアクセントとして使ったんだなと分かりますが、大量にとなると、女々しさの影さえ感じられてしまいます。
男性は絵文字を使ってはならないとまでは言いませんが、カラフルな文面が男性から送られてきた時、楽しそうな人だなと思うよりも先に、「女慣れしてそう」「頼り甲斐なさそう」などの感想が頭に浮かびます。
メールは楽しさよりも、実直さ・誠実さが感じられるようにする
絵文字などを使うと、どうしても軽薄な感じが出てしまいます。残念ながらそれは女性が男性に求めているものとは真逆のものです。結婚相手に実直で誠実な人柄を求めるのは、どの女性にも共通しています。
絵文字を使う時は、一通のメールに最高でも一つか二つにしましょう。過度な装飾でなければ、女性もさほど気にすることはありません。
固すぎるor 馴れ馴れしすぎる
メール内容もさることながら、女性に大きな影響を与えるのが、その語調です。「拝啓」から始まるような固いメールは女性を戸惑わせてしまいますし、かといって「こんちはっす」から入っては、あまりの軽さ、チャラさに、女性も思わずめまいを覚えることでしょう。
望ましいのは、敬語をベースにして、時折やや砕けるくらいの調子です。「ですね」とか「ますよ」など、ですます口調にさらに語尾を付け加えた形が最もイメージしやすく、また使いやすいでしょう。年下にも年上にも受け入れらやすいですからね。
意識しすぎると固くなりすぎていけませんが、なるべく柔らかい話し方を心掛けてください。それだけで、相手の女性があなたに感じる印象は大きく変わります。顔文字や絵文字を少し取り入れると、良い感じに雰囲気が和らぐので、そちらも試してみると良いでしょう。
メールを送る頻度はどれくらいがいい?
基本的には相手に合わせましょう。大体3時間おきくらいにメールが届くのなら、あなたもそれくらいの間を置いて送ると、相手もゆっくりと自分のペースでメールを楽しんでくれるようになります。
しかし、メールを送ってすぐに返信が届いた場合は別です。その場合は、相手に時間があるということですので、それを機会に一気に仲を進めてしまいましょう。この時、メールを送り返さないと、やり取りの時間帯が合わないとして、相手が別の人を探し出してしまう恐れがあるので注意が必要です。
メールの文章の長さはどれくらいがベスト?
頻度と同様に、これも相手に合わせましょう。自分の尺度でメールの長さを決めてしまうと、価値観やペース、テンションが合わないと思われる要因になってしまい、関係が断たれるという結果に陥る恐れがあります。
初めはやや短めの分量でスタートすると良いでしょう。そのうち、自然にベストな長さに修正されてきます。しかし、長すぎるメールが続くと相手も自分も疲れてしまうので、ちょっと長いと思ったら、その都度、量を減らしていくと良いでしょう。
チャットのように短文でレスポンス良く話すのが好きな人もいれば、長文でじっくりマイペースにコミュニケーションを取る方が好みな人もいます。相手の特性をいち早く察知して合わせていくことが、婚活には必要となります。
婚活サイトで送る典型的なNGメール例とメールテクニックまとめ
メールで間違いを犯すと、すぐさまそれは結果に反映されます。関係の断絶、という形で。これは非常に悲しいことです。もしかしたら良いパートナーになれたかもしれないのに、内面や外見とは別の部分で縁が切れたということですからね。
チャンスを逃さないためにも、メールには細心の注意を払いましょう。メールは細い一本の糸。相手と繋がるための唯一のその手段を、大切にしてください。いつかそれが、あなたの赤い糸となってくれるはずです。