職業に貴賤はありませんが、それとは別の観点において、職業ごとの差異というのは確かに存在します。例えば、出会いのきっかけの多さ。職業柄、全く異性との出会いがないとの嘆きの声は世の中に溢れかえっています。

しかし、出会いの少ない仕事に従事していても結婚している人はいるもの。果たして彼、彼女たちは一体どうやってそのお相手と出会ったのでしょうか？今回はその点を詳しくお伝えしていきたいと思います。

総務省データから見た結婚できない職業とは？

まずは総務省統計局が発表した、平成24年就業構造基本調査結果から、出会いが少なすぎて結婚できない具体的な職業をご覧ください。

男性ランキング

• 第1位　音楽家、舞台芸術家：36.0％
• 第2位　運搬・清掃・包装職：33.5％
• 第3位　事務用機器操作員：29.7％

3位の事務用機器操作員とは、プリンターなど、会社に設定されている業務用機器の点検などを行う職業です。基本的に誰かとコミュニケーションを取る職業ではなく、また収入の低さも結婚率の低さに関係しているようです。

2位の運搬・清掃・包装職は、体力的にきつい職業であるため女性の従業員はほとんどおらず、またこちらも収入が低いという観点から結婚がなかなか難しいという結果が出ています。

1位は一見出会いが多く、モテそうな音楽家、舞台芸術家でした。結婚できないのは、出会いの少なさというよりも、職業に対するストイックなスタンスであったり、気難しい性格であったりが関係していると思われます。

総じて、出会いの少なさの他にも、様々な要因から結婚できない人が多いようです。出会いが多ければ多いほど結婚しやすい、ということでもないのでしょう。

女性ランキング

• 第1位　情報処理技術者：50.4％
• 第2位　音楽家、舞台芸術家：50.0％
• 第3位　美術家・デザイナー・写真家・映像編集者：41.1％

3位の職業が結婚できないのは、自らの時間を芸術方面に使っているからだと思われます。出会いはそれなりにあるでしょうし、その気になれば結婚もできるのでしょうが、どちらかというと自身の仕事を優先したいという欲が強いのが原因とも言えます。

2位は男性のランキングにも見られた音楽家、舞台芸術家です。理由の方も男性と同じで、結婚できないのはストイックな姿勢を好み、結婚よりも自らの才能を発揮することに重きを置くからのようです。

1位の情報処理技術者とは、いわゆるSEやプログラマーのことを指します。男性率も高いこの職業ですが、どうやらハードな仕事内容、基本的に画面に向き合う作業形態などの影響で結婚率は高くないようです。

基本的に一人でやる、あるいは自分と向き合う必要のある仕事に従事している女性は、総じて結婚率が高くありませんでした。やはり出会いの花を咲かせるには異性とのコミュニケーションも必要ということでしょう。

職場での出会いが全く期待できない人はどうすればいい？

それでは、職場での出会いが全く期待できない人は、どうやって出会いを見つければ良いのか？続いては、その具体的な出会い方を4つお伝えします。

趣味を通じた出会いを探してみる

職場で出会いがないなら、プライベートで出会いましょう。幸いなことに現代はネット社会、SNSを駆使するだけで、簡単に趣味の合う異性を見つけることができますし、オフ会に参加すれば交流を広げることもできます。

もちろん地域の掲示板で面白そうなコミュニティを見つけたり、ネットで社会人サークルを探して加入するのもオススメです。

趣味は異性と出会う上で最も頼りになるもの。興味のあるものでも良いので、積極的に世界を広げていけば、その道中には必ず出会いが待っています。

友達の紹介、合コンを開いてもらう

信用できる友達がいるのであれば、異性を紹介してもらったり、合コンを開いてもらいましょう。人間関係を最大限に活用することは、出会いを求める上で非常に賢い選択と言えます。

とはいえ、あまり強引に頼み込むと人間関係に綻びが出てしまうので注意しましょう。「機会があればぜひ」くらいの気持ちで頼んだ方が、相手も気軽な気持ちで紹介や合コンを開催してくれるかもしれません。

街コンに行ってみる

街コンは全国各地で開催されています。合コンほど軽くなく、かといって婚活パーティーほどガチでない交流を楽しむことができます。友人を連れても良いですし、一人でも参加は可能です。

街コンは地域単位でやっているものばかりではなく、店を一つ貸し切って、その中で小規模のコンパを開催するケースも多々あります。その場合、人数が少ないので、交流を深めやすくなります。

街コンの情報はネットで調べればいくらでも出てきます。まずは興味本位でも良いので参加してみましょう。ビギナーズラックで、良い出会いがすぐに見つかるかもしれませんよ。

ネット婚活をやってみる

今やネットでの出会いは当たり前のものとなりつつあります。特に、リアルでなかなか出会いを求められない人が、それを求めてネットに流入してくるのはもはや当然の流れとさえ言えます。

今回オススメしたいのは、交流を目的としたSNSでも、友達や恋人など、幅広い関係を求められる出会い系サイトでもなく、婚活サイトと呼ばれるものです。前者二つと婚活サイト、何が違うかと言えば、

婚活サイトには、結婚を前提とした出会いを求めている男女しか在籍していない

単なる友達、とか、リアルに会いたいわけではなく、といった中途半端な関係ではなく、婚活サイトには正真正銘、本気の出会いを求めている人しかいません。会員数は、なんと数百万人を超えています。

仕事が忙しくてなかなか婚活できないという方でも、スマホ一つあれば、ほんの数分の空き時間さえあれば、気軽に婚活することが可能となります。顔写真の掲載率も高いので、実際に会わなくても、相手がどんな人かを把握することもできます。

どこに住んでいても、どんな仕事をしていても、婚活が気軽にできてしまう。現代はそんな時代なのです。これを利用しない手はありません。むしろ利用しないと、一生結婚できないまま人生を終えることにもなりかねません。

お試しでも良いので、ぜひご利用してみてください。素敵な出会いが、あなたを待っているはずです。

結婚できない職業の人が異性と出会う場所まとめ

職業によって結婚できないということは、現代においてはほとんどあり得ません。インターネットという文明の利器があるのですから。それを利用せずして「出会いがない」と嘆くのは時期尚早というものです。

職場以外にも出会いを求められる場所はたくさんあります。まずはそれを模索して、積極的に行動していきましょう。出会いの少なさは努力でいくらでも補えます。素敵な未来を掴むためにも、早速今から活動スタートです。