山道をのんびり歩きながら婚活ができる、通称「山コン」が今、婚活市場を賑わせています。山頂に達した感動を分かち合えば、二人の間に特別な感情が芽生えるのはもはや当然の摂理、まさに登山＆ハイキングは婚活にピッタリなイベントなのです。

身体を動かしながら出会いを求められる。今回はそんな一石二鳥の山コンに関するあれやこれやを具体的にお伝えしていきたいと思います。皆さんの婚活の参考になれれば幸いです。

山コンとは？料金システムや実際の流れ

まずは山コンの基本情報、料金システムと当日の実際の流れをご説明していきます。

料金システム

料金システムは以下の通りとなっています。なお、イベントによっては多少の上下動も発生する可能性があるので、その点はご了承ください。

• 男性：4000円～5000円
• 女性：2000円～3000円

山コンでは基本的に飲食の提供は主催者側からはないようで、その分費用はこころなし安めになっています。温かいお茶や軽食などを事前に用意しておくと良いでしょう。

山コンの実際の流れ

続いては当日の実際の流れです。なお、こちらも料金システム同様、イベントによって多少の変動がある可能性がありますのでご了承ください。

1. 集合・受付
2. プロフィールカード記入
3. トークタイム（全ての異性と一人ずつ）
4. 登山開始（少人数グループ）
5. フリータイム（山頂にて）
6. 下山開始（少人数グループ）
7. カップリングカード記入・発表
8. 解散

上では下山した後にカップリングカード記入・発表となっていますが、イベントによっては山頂にて、その段取りとなる可能性もあります。その場合、下山はカップル同士でも、ソロ（一人）でも、各々好きな形ですることができます。

また、下山時の他にも、登山の最中に休憩を取り、公平を期すためにそこでグループ編成が変わることも考えられます。気になっていた相手と違うグループになったからといって悲観することはありません。

山登りなので、遅くても夕方の比較的早い時間には終了します。解散後の行動は特に強制されませんので、カップル成立できた方もそうでない方も、そのまま「お疲れさま会」と称したデート・二次会に行くこともできます。

山コンに関するＱ＆Ａ

初めての山コン、なにかと不安なことも多いと思います。ここではそんなあなたの不安を解消するべく、まず浮かぶであろう疑問に懇切丁寧に答えていきます

登山の経験がないけど、参加してもいい？

もちろんです。登山未経験者でも楽しめるよう、初心者用の緩いコースも用意されています。かといって通常の服装ではこころもとありませんので、運動のしやすい格好をして臨みましょう。

登山道具を全く持ってないけど、参加できる？

全く問題ありません。登山とはいっても本気の山登りをするわけではなく、あくまで婚活を盛り上げるためのいち要素としてのそれなので、動きやすい服装でさえあれば特に制限はありません。

もちろん富士山などに登頂する場合もあるので、それはまた別問題です。山コンではどの山に登るのか、事前にそれらの点を把握しておくことが大切です。

すごい標高の山を登ったりするの？

富士山を登るイベントもあったりしますが、高尾山など、ビギナー向けの山を登るイベントが大半を占めます。事前情報の開示なしに山登りをすることは絶対にありませんので、イベントの詳細を事前にしっかりと見ておきましょう。

山コンで婚活するメリットとデメリット

山コンで婚活することのメリットとデメリットをご紹介します。参加する前に山コンの知識を得ておき、婚活の成功率をアップさせましょう。

メリット

運動不足解消も確かにメリットとなり得る要素ですが、あくまでそれはおまけ、婚活ということを考えた時に挙げられるメリットはまた別にあります。

「山登りという非日常感」と「目標があることで生まれる連帯感」、山コンにはこれらの要素がふんだんに含まれており、ずばりこの二つは婚活を成功に導くための最大のエッセンスとなってくれます。

• 非日常に身を置く＝自然に会話が弾む＝仲が深まる
• 共通の目標がある＝連帯感が生まれる＝関係を深めやすい

普通に婚活パーティーで会話するよりも、登山をしながらの方が会話は弾みます。非日常なシチュエーションなので話題には事欠きませんし、そんな状況に身を置けば自然と口は滑らかになります。

また、「山頂に辿り着く」という、共通の目標があるというのも、実は婚活においては有効です。一つの物事に対して協力して取り組む。関係を深める上で、これ以上に効果の上がるものはありません。

一見、婚活と山登りを適当に合わせただけに思える山コンですが、そこにはきちんとしたメリットが隠されているのです。

デメリット

運動が苦手な人には向いていない、というのはもちろんそうなのですが、山コンのデメリットは他にもあります。

気になる相手とゆっくり話す時間があまり取れない

結局は登山しながらということになりますので、じっくり腰を据えて話すということはほとんどできません。もちろん落ち着いた場所でのトークタイムは事前にありますが、その後のフリータイムはほぼ山を登りながらということになります。

初心者用のコースであれば、歩きながら会話しても息が切れるか切れないかくらいだと思いますが、それでもその息切れは多少のストレスになります。会話に上手く集中できないということも考えられるでしょう。

また、登山はグループで行うというのも、場合によってはデメリットとなり得ます。二人きりの状況がないというのは、相手のことを短時間で知る必要のある婚活においては割と致命的です。

話題の山コンとはまとめ

運動不足の解消も兼ねて、という方が、山コンの参加者には多いようです。本気の本気で婚活をするのも良いですが、登山を楽しむような、そんな気軽な気持ちで参加してみると、案外、素敵な出会いが偶然に転がってくるかもしれませんよ。

素敵な出会いがあなたに訪れることを願っています。