不倫と愛人とセフレの違いは何?
不倫、愛人、セフレ。全て倫理から少し外れた関係を示す言葉です。今回は、これら3つの言葉の指す意味がどう違うのかをご説明したいと思います。
不倫とは?
不倫とは、関係を持つ男女のどちらか一方、あるいは両方が既婚者である場合を指します。両方が結婚している場合は、「ダブル不倫」という呼び方もします。
大半のカップルが肉体関係を持っているとは思いますが、「不倫=肉体関係あり」とは一概に言えません。肉体関係を持たなくても、互いに恋愛的な好意を自覚していて、かつデートなどの密会をしている場合も、広義では不倫と言えます。
しかし、肉体関係を目的とした不倫が大半を占めるのは確かです。よって、セフレ関係と不倫関係は両立します。セフレの場合は、結婚ステータスが全く関係ありませんからね。
愛人とは?
愛人とは、金銭を介した関係のことを指し示します。お金持ちの男性がキレイな女性に金銭を払い、対価として関係を要求するという形が一般的です。
都度と月極という、2つの契約形態があり、
都度:1回関係を持つごとに金銭を渡す
月極:月単位でまとまった金銭を渡す
という違いがあります。
長期契約を結ぶ場合がほとんどですが、最近では「プチ愛人」と呼ばれる、短期の愛人契約も出てきており、以前よりも間口が広くなっているようです。
売春とは違うの?
一般的に売春は、不特定多数の相手との1回限りの関係と解釈されています。それに対し愛人は契約形態が都度でも、「特定の相手との複数回にわたる関係」を指します。しかし、同じ相手と複数回売春を行っても、愛人とは呼びません。これは2つの関係のそもそもの前提が関わってきます。
売春=セックスを前提とした関係
愛人=は必ずしもセックスを前提とはしていない
愛人は、共に時間を過ごす対価として金銭を支払うという建前が存在するのです。実際に、セックスはせずにデートや食事だけで関係が完結するケースもあり得ます。ごくまれに、ですが。
売春と愛人の違いは、建前の違いと認識しておきましょう。とはいえ、一見してやっていることは同じだという指摘は否めません。あくまでそういう認識があるということだけ、理解しておいてください。
セフレとは?
セフレ=セックスフレンドとは、その名の通り、セックスを主目的とした関係のことを言います。愛人と違い、金銭は介さず、また結婚ステータスは特に問いません。ゆえに、肉体関係を伴う不倫も、広義で言えばセフレです。
セフレとは、互いの欲求を満たす為だけの関係とも言えます。そこに恋愛感情はありません。もしどちらか一方にでも恋愛感情が生じた場合、それはもう純粋なセフレ関係とは言えなくなります。
不倫・愛人・セフレの大きな違い
不倫、愛人、セフレの特徴をまとめると、以下の通りです。
- 不倫:最低どちらか一方が結婚している必要がある
- 愛人:金銭の授受が行われる
- セフレ:結婚ステータス問わず。金銭は介さない
こう見ると、セフレの中に不倫関係の大部分が入っているのがわかります。恋愛関係にある不倫は省きますが、そんな男女はごく少数しかいないのが現実です。不倫≒セフレと言っても過言ではないでしょう。
となると、やはり大きな違いは金銭でしょう。この中で金銭を介したものは愛人だけですしね。金銭の授受を伴ったセフレ関係もあるのでは?という向きもありますが、それは売春とほぼ同義だと認識できるので、正確に言えばそれはセフレ関係ではありません。
不倫と愛人とセフレの違いまとめ
関係性の違いが分かったところで、部外者どころか当事者でさえも、どうということはないでしょう。自分の置かれている現状を見て「じゃあ不倫じゃなくて愛人なんだ」と認識することはあっても、あえてそれを変えようとは思わないはずです。
どんな関係にあるにせよ、これら3つの関係はどれも倫理から外れた場所にあります。既に関係を持っている方も、これから持ちそうな人も、うっかり足を踏み外してお先真っ暗、なんてことにならないようご注意ください。