「え、それってありなの！？」婚活で複数の相手と関係を持っている人を見かけた時の、通常のリアクションです。当然、驚きますよね。日本は一夫一婦制、選べる結婚相手は一人だけなのですから。

しかし、実は婚活においてこれは割と普通のこと。きちんとした付き合いでない限り、同時並行は悪ではない、というのが世間一般の認識なのです。これから婚活における同時並行に関する理解を深めていきましょう。

婚活中に並行して複数の人と関係を持つメリット

複数の相手と関係を持つメリットを説明するのは、実に簡単です。そこには特段、難しい思考回路や論理が働いているわけではないのですから。

同時並行すれば、短期間で、複数の相手との相性を確かめることができる

結婚において最も重要なのが、自分との相性。性格や価値観、趣味、好き嫌い。言葉を交わせば分かるものもあれば、共に過ごしていく中で徐々に鮮明になっていく、いわゆるフィーリングに頼らざるを得ないものもあります。

そのフィーリングを確かめるには、実際に時と場を共にするしかありません。それで相性がピッタリであれば良いでしょうが、そうでなかった場合、あえて悪い言い方をすると、「時間の無駄」ということにもなりかねません。

婚活において時間のロスは由々しき問題です。出会いの数がそのまま可能性に繋がるのですから、機会の損失はできる限り避けなければなりません。しかし、だからといって上辺だけの付き合いでは相性を完全には測ることができない。

だからこその、同時並行です。複数の相手と関係を持てば、機会損失を最低限に抑えたうえで、より多くの人と相性を確かめ合うことができます。これにより、婚活の成功率は単純に何倍にも膨れるわけです。

じっくりと浸れるほど、婚活は優しいものではありません。自分にとっての最善を見つけるためには、とにかく数をこなさなければならないのです。同時並行の付き合いは、あなたの未来の可能性を大きく広げることに繋がります。

デメリットは？

同時並行のメリットが単純明快なただ一つである一方で、あまり褒められことではないので当然ですが、デメリットは複数個に渡ります。

基本的にあらゆる部分でリスクが生じます。常に気を張っておく必要がありますし、それによって心身ともに疲れ、また金銭的な疲労もなかなかのものとなります。特に男性はデート代や食事代などの出費がかさむでしょう。

理想の結婚相手を見つけるためと思えばこれくらいのリスクを背負い込むのも致し方ありませんが、罪悪感だけは持ち続けてください。これを忘れては、単に同時並行の付き合いを楽しむ遊び人ということになってしまいます。

相性が合わず、別れることになってしまっても、誠意だけは忘れてはいけません。複数いる相手のたった一人だからといって礼を失さず、きちんと向き合いましょう。それがあなたの今後の婚活の糧ともなるはずです。

同時並行させる人数のベストは？

同時並行できるのは、2人までが限度でしょう。3人でもできないわけではありませんが、相当な疲れが生じると共に、リスクが非常に高まり、限られた範囲内で婚活をしている場合、噂が広がってしまう恐れがあります。

付き合う期間は人それぞれですが、合わないと思ったらすぐに関係を断った方が良いでしょう。だらだらと別れを先延ばしにしても良いことはありませんし、相手に変な期待を持たせることにも繋がりかねません。

短期間であればさほどこじれることもないでしょうが、できる限りこじれる要因となる言動は控えてください。結婚を仄めかす甘い言葉を言ったり、安易に身体の関係を持ったりといったことですね。そういったことは、きちんとした付き合いが始まってからすることをオススメします。

また、婚活で同時並行が半ば当たり前のようになっているということは、あなたが知り合った相手にも、また別な相手がいるかもしれないということでもあります。しかし、それを非難してはいけませんし、できることなら気にしないようにしましょう。

婚活をしている以上、相手を完全に独占することはできない

縛ろうとするくらいなら、最終的に相手に選ばれるよう、努力をしましょう。そうすれば、相手もいつか、あなたをたった一人の相手として認識してくれる日が訪れるはずです。

まとめ

必要悪という言い方は少々あれですが、複数の相手と同時に関係を進めるというのは、婚活において必要なテクニックです。相手を見定め、また相手に見定められるには、ある程度の期間が絶対に必要で、そこを省略しては、幸せな結婚になど到底辿り着くことはできません。

多くの出会いを経験してください。その経験があなたの血となり、肉となり、最終的に運命の相手へと導いてくれます。あなたの婚活が成功することを願っています。