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逆援助(女性からお小遣いを貰う)って存在するの?

「お小遣いをあげるから私に付き合って」と見知らぬ女性から突然逆援助に誘うメールが届いたそこのあなた、返信するべきかどうか迷ってはいませんか。女性とある種の交際ができて、かつお金を貰えるならこれ以上に楽で幸せなものはありませんからね。しかし、結論から述べてしまうと、

逆援助は絶対にあり得ません

甘い言葉、誘いに騙されてはいけません。逆援助に誘うメールは漏れなく悪質なサイトが送ってくるもので、返事をしたが最後、お金を貰うどころか、あなたは詐欺事件の被害者となってしまいます。

逆援助メールは悪質サイトが行う詐欺の手口の1つ

そもそも逆援助メールは迷惑メールの1種です。相手はどこで自分のアドレスを知り得たのか。この点を考えれば、誰でも逆援助を怪しいと疑うことができるはずです。しかしそれでもほんの少しの可能性があるならば賭けてみたいという気持ちも分かります。逆援助は世の男性の憧れですからね。

逆援助メールにありがちなものとしては、「お金持ちの女性がとある事情を抱えていて、お金を払うから私と肉体関係を結んでほしいと頼み込む」という類のもの。文面に起こすとこんな感じになります。

初めまして、私はとあるホテルを経営している30代の○○です。
本日はあなたにお願いがあってこうしてメールをしました。

率直に言えば、私を抱いてほしいのです。

幼い頃から両親に勉強を強いられてきた私は、これまで誰とも肉体関係を持ってきませんでした。
私も1人の女、このまま誰とも肌を合わせないで死にたくはありません。

お金はいくらでも払います。幸い、自由になるお金はたくさんあります。
1回につき100万円ではいかがでしょうか。詳しいことはこちらで話しましょう。

○○○
私のLINEのIDです。連絡お待ちしてます。

送り元の最終的な目標は、詐欺サイトに登録させて、利用料金と称した「架空請求」を相手に送りつけ、大金を騙し取ることです。直接サイトに誘導する手口もありますが、それでは怪しまれてしまう為、今はLINEというワンクッションを置いてから何かしらの言い訳を付けてサイトに誘導する方がやり口としてはポピュラーなようです。

巧みに誘導された方が登録させられるのは、完全無料の出会い系サイト。無料という言葉は、男性の思考を「怪しそうだったらすぐに辞めれば良いか」という方向に自然に持って行く効果があります。

しかし、そのサイトに登録すると、同時に別の有料出会い系サイトにも登録させられてしまいます。かなりあくどいやり方ですが、サイトの運営会社はそうやって既成事実を作って、「架空請求」などを会員に送りつけてくるというわけです。

男性ならば逆援助に多少なりとも心が揺れ動いてしまうのは仕方のないことでしょう。しかし、悪質な詐欺サイトはそうした希望を抱いてしまう男心を巧みに利用して、まんまと金銭を巻き上げようとしているのです。逆援助に「もしかしたら」はありません。どうか覚えておいてください。

逆援助メールの対処法は「無視」あるのみ

逆援助メールの危険性を分かって頂けたとは思いますが、ではそのようなメールが送られてきた時、あなたが取るべき行動はどのようなものなのか。簡単なことです。

徹底的に無視しましょう

逆援助に誘うメールは、迷惑メールの1種だと上にも述べましたが、そもそも迷惑メールは機械を使って無差別に、かつ一方的に送られています。ですので、反応しなければ相手からのアクションが返ってくることもなくなり、被害が出ることも一切なくなります。

一番やってはいけないのが、わざわざ相手にコンタクトを取ろうとすること。迷惑メールを送りつけられて苛立ってしまうのは仕方ありませんが、連絡を取ろうとするのは相手に自分の存在を知らしめる結果となってしまい、逆効果となってしまいます。

無視するだけじゃ気が済まない。何か行動を起こしたい。そのような方々は迷惑メールに関する専門の機関があるので、そちらに報告なり相談をしてみましょう。

迷惑メール相談センター(http://www.dekyo.or.jp/soudan/index.html)

迷惑メールに関する色々な情報も載っていますので、今後の為に1度目を通して見ると良いかもしれません。

逆援助は存在するのかまとめ

「出張ホスト」や「女性用風俗」、「レンタル彼氏」など、最近は女性向けのサービスがかなり充実してきています。つまり、女性はネットの力を借りたり、わざわざ逆援助を申し出ないでも、男性からのサービスを十二分に受けられるということです。

顔も知らぬ、素性も分からない男性に逆援助を持ちかけることは、このような現状から考えてもあり得ません。僅かな希望に可能性を見出したくなる気持ちも重々分かりますが、「逆援助は存在しない」ということを改めて最後に申し上げておきます。

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