出会い系で架空請求が来た場合の正しい対処法とは

登録した覚えのない出会い系からの請求に対してお金を支払おうとしているそこのあなた、ちょっと待ってください。本当にそれは払うべきものですか。もしかしたらそれは「架空請求」という詐欺の事案かもしれません。

架空請求に対して金銭を支払う必要は全くありません

焦らず、きちんとした対処を心掛ければ何も心配することはありません。架空請求に対して取るべき姿勢はたった1つ、しかも誰にでもできるようなことなのですから。

出会い系で架空請求が来た場合の確実な対処法は「無視する」こと

もし架空請求が届いた場合、あなたのすべき行動はただ1つ。

無視すること

これだけです。無視したら更なる催促が届くんじゃないかと思う方もいるでしょうが、その可能性はかなり低いと見て良いでしょう。なぜなら、送信元も送り先のことなんて全く把握しておらず、「たまに誰かが引っかかってくれればいいや」という心理の下に動いているからです。

架空請求はほとんどの場合、ある特定の人物を狙い撃ちにするのではなく、個人情報（メールアドレスなど）の判明している人に無差別に送りつける形が取られます。これで何らかのリアクションを取った人がいた場合、そこで初めて送り元が相手の存在を把握するのです。つまり、

リアクションを取るのは相手の思うつぼというわけです

わざわざ行動を起こしてしまうことで内心の怯えや焦りを見抜かれて、狙われやすくなってしまいます。お金を払えば事は丸く収まるというのは大間違いで、反対に更なる催促が届く恐れも出てきます。被害者の中には1度架空請求に応じたら、その後またさらに大きな額の請求をされたという方もいます。

アクションを起こすことは事態の悪化を招くことに繋がります。不安に感じるかもしれませんが、払う必要は全くありませんので、架空請求に対しては「無視」という対処を一貫して取りましょう。

裁判所から届いた書面には要注意

架空請求に対しては無視するのが一番と上で述べましたが、1つだけ無視してはいけないケースがあります。

それは裁判所から書面が届いた場合です

近年、裁判所の手続きを悪用する形で架空請求を正当化しようとするケースが増えています。もちろんどんな方法でも正当化などできようはずがないのですが、裁判所からの文書に対してきちんとした対応を取らないと一方的に全面敗訴という形にもなりかねないのが現状です。そうならない為にも、ここで対応策を予め覚えておきましょう。

裁判所から請求に関する文書が届いた場合、まずは以下のことを確認してください。

記載された連絡先が実在する裁判所のものなのかどうか

より悪質なケースともなると、裁判所からの文書を偽装するという手段を取ってくる組織もあります。文書が届いたらまずは一旦落ち着いて、記載されている連絡先が本当に裁判所のものなのかどうかを確認しましょう。

連絡先が裁判所のものであれば、裁判所に連絡をしてしかるべき対応を取ります。相手が送りつけているのは何の効力も持たない架空請求ですので、きちんと事情を説明できる機会さえあればあなたが負けることはありません。

反対に、連絡先が実際の裁判所のものでなかった場合は、そのまま放置で構いません。下手に電話をかけてしまうと、あなたの電話番号が相手に漏れてしまう危険性があるので、絶対に連絡は取らないでください。

このケースに関しては法務省からも注意喚起がなされています。こちらも併せてご確認ください。
（参照URL：http://www.moj.go.jp/MINJI/minji68.html）