レズビアン初心者に分かりやすいビアン用語解説
レズビアンの世界には、聞いただけでは意味が理解できないような、様々な用語が溢れています。同性愛の世界に足を踏み入れたならば、まずはそれらの用語の意味を理解することから始めると良いでしょう。
レズビアン初心者であるあなたの為に、頻繁に使われているビアン用語を分かりやすく、かつ詳細に解説します。
タチ・ネコ・リバ
タチは「性行為をリードする側」、ネコは「性行為でリードされる側」のことを指し示します。タチは「攻め」とも呼ばれ、一方のネコは「受け」と称されることも多い。
リバはリバーシブルの略で、「タチでもネコでも、相手に合わせてどちらでもできる人」のことを指します。フェムタチ、フェムリバ、フェムネコなど、他の用語と併せて使うこともあります。
ノンケ
同性愛の気がない人、つまり異性愛者のことを指し示します。英語圏では「ストレート」というスラングで呼称されることも多いようです。
フェム・ボーイッシュ
見た目やファッションが女性的なビアンを「フェム」、対して見た目やファッションが中世的なビアンを「ボーイッシュ」と呼びます。タチやネコなどは関係がなく、見た目と性癖に合わせて、フェムタチやフェムネコ、ボイタチ、ボイネコという言い方がされる。
また、より男性的な気質が強いビアンを「ダナー」と呼び、肉体的には女性でありながら、自らを男性と認識している場合もあります。ちなみに、ダナーが好きなダナーは、「ダナーズ」と呼びます。
貝合わせ
女性器同士を擦り合わせる、ビアン特有の性行為。女性器を貝殻に見立てていることからこの呼称が使われています。
クローゼット
ビアンということを周囲に隠している状態。対義語として、周囲に自らのセクシャリティを公表している「カミングアウト」がある。
セクマイ
セクシャルマイノリティ(性的少数派)の略称。同性愛者、両性愛者、性同一性障害などが含まれます。
LGBT(レズ・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)とは似て非なる言葉。普通に使う分には全く問題ありませんが、同性愛の歴史や立場の変遷をより理解したのであれば、調べてみて損はありません。
ポリガミー・モノガミー
同時に複数の恋人と付き合っている、あるいは付き合える人を「ポリガミー」と呼び、反対に1人の恋人としか付き合わない、付き合う気がない人を「モノガミー」と呼びます。
百合
女性の同性愛や、それに準ずる交流を描写した、マンガやアニメ、ライトノベルなどの作品群のジャンル。GL(ガールズラブ)と称されることも多い。
レズビアン初心者に分かりやすいビアン用語解説まとめ
用語を知っておくことは、円滑に会話を進める上で大変重要な要素です。よりディープかつマイナーな専門用語が使われた時は誰かに聞いても構いませんが、基本的な用語はきちんと理解しておきましょう。
同じビアンとの出会いが欲しいという方は、「ビアンの人って実際どこで出会いを探してるの?」も参考にしてください。同性愛の女性が集まる場所をご紹介しています。基本的な用語さえ覚えてしまえば、出会いも比較的容易に求められるはずです。